運動中に取り入れたい呼吸法のコツ|筋トレ・有酸素運動で効果を高める
運動をしているとき、「なんとなく呼吸しているだけ」という方は多いですが、呼吸法を意識するかどうかで運動の効果は大きく変わります。正しい呼吸は、酸素供給を高めるだけでなく、筋肉への負荷や体幹の安定、脂肪燃焼効率にも関わります。
ここでは、筋トレ・有酸素運動・ストレッチなど運動中に取り入れたい呼吸法のコツを詳しく解説します。
1. 呼吸の基本「鼻で吸って口で吐く」
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吸うとき(吸気):鼻からゆっくり吸い、横隔膜を下げて肺を大きく膨らませる
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吐くとき(呼気):口からゆっくり吐き、体の中の二酸化炭素をしっかり排出
💡ポイント:胸だけで呼吸せず、腹式呼吸を意識することで、酸素が全身に行き渡りやすくなる
2. 筋トレでの呼吸法
筋トレでは、「力を入れるときに吐く」ことが基本です。
代表例:
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スクワット
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下がるとき:吸う
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上がるとき:吐く(力を入れるタイミングで息を吐く)
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腕立て伏せ
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下ろすとき:吸う
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押し上げるとき:吐く
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💡ポイント:息を止めると血圧が上がるため、動作に合わせた呼吸が安全性と効果を両立
3. 有酸素運動での呼吸法
ランニングやサイクリングなどの有酸素運動では、リズム呼吸が効果的です。
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2:2リズム呼吸:2歩(または2ペダル)で吸い、2歩で吐く
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息が苦しくなったら、吸う回数を減らす(2:1など調整)
💡ポイント:呼吸が浅いと酸素不足になり、疲労が早くなるので、深くゆっくり呼吸することを意識
4. 体幹やストレッチでの呼吸
ヨガやピラティスなどの体幹トレーニングでは、呼吸は動作と連動させることが重要です。
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吸う:体を開く・伸ばす
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吐く:体を縮める・力を入れる
💡ポイント:呼吸を止めず、動作と呼吸を合わせることで筋肉の伸縮がスムーズ
5. 呼吸法を意識するメリット
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酸素供給が増える → 持久力アップ
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筋肉への負荷が適切になる → 効果的な筋肥大や脂肪燃焼
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体幹が安定する → ケガ防止
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リラックス効果 → 運動中の緊張を緩和
6. 呼吸法を習慣化するコツ
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トレーニング前に「深呼吸3回」で体を落ち着かせる
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動作ごとに呼吸を意識して声に出す(「吸って、吐く」)
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疲れてきたときほど呼吸に意識を戻す
💡ポイント:呼吸を意識するだけで、運動効果がグッと上がる
まとめ
運動中の呼吸は、「ただ酸素を取り込む」だけではありません。
✅ 筋トレ:力を入れるときに吐く
✅ 有酸素運動:リズム呼吸で酸素供給を安定
✅ 体幹・ストレッチ:動作と呼吸を連動
この3つを意識すれば、筋トレも有酸素運動も、より効率的に痩せる・体力アップ・ケガ防止ができます。