ベランダからの侵入を防ぐ!物干し竿を活用したDIY防犯対策
「ベランダからの侵入が心配…」「手軽にできる防犯対策はないかな?」
空き巣や不審者は、人目につきにくいベランダや窓から侵入することが多く、特に2階以上の部屋でも油断はできません。高層階だからと安心している方も多いのではないでしょうか。
ここでは、今すぐご自宅でできる、物干し竿を活用した簡単で効果的なベランダ防犯対策をご紹介します。特別な道具や知識は必要ないので、ぜひ試してみてください。
1. なぜ物干し竿が防犯に役立つのか?
物干し竿は、ただ洗濯物を干すだけの道具ではありません。適切に配置することで、ベランダからの侵入を防ぐ強力な防犯グッズに変わります。
物理的な障害物:物干し竿を窓の前に置くことで、物理的に侵入を妨げ、侵入者が窓にアクセスするのを困難にします。
心理的な抑止力:不審者は、侵入に手間や時間がかかることを嫌います。物干し竿が邪魔になることで、「この家は防犯意識が高い」と判断させ、ターゲットから外させる効果が期待できます。
音による警告:侵入者が物干し竿に触れたり、落としたりすれば大きな音が鳴り、家の住人や近隣住民に気づかれるリスクが高まります。
2. 物干し竿を活用したDIY防犯対策【2つの工夫】
(1)窓枠に固定する「窓ストッパー」として
これは最も手軽で効果的なベランダ防犯対策です。
物干し竿を窓枠のサイズに合わせる:伸縮可能な物干し竿を用意し、窓の幅に合わせて長さを調整します。
窓の下枠に設置する:窓のサッシ(下枠)の溝に、水平になるように物干し竿をはめ込みます。
こうすることで、窓を少し開けた状態でも、それ以上開かなくなるストッパーの役割を果たします。窓を閉め切っている時でも、ガラスを破って侵入しようとする際に、物干し竿が邪魔になり、手間取らせる効果があります。
(2)ベランダの「侵入経路」を塞ぐ
マンションなどでは、隣のベランダとの仕切り板を乗り越えて侵入されるケースがあります。この侵入経路を塞ぐ対策も物干し竿でDIYできます。
仕切り板の上部に設置する:隣のベランダとの仕切り板(蹴破り戸)の上部に、物干し竿を渡して固定します。
結束バンドで固定する:物干し竿と手すりを結束バンドなどでしっかりと結び、簡単には外れないようにします。
こうすることで、仕切り板を乗り越えてくる不審者のベランダアクセスを妨害し、侵入を諦めさせる効果が高まります。
3. よりセキュリティを高めるための追加対策
物干し竿の防犯工夫と合わせて、さらにセキュリティを強化する防犯グッズを組み合わせるのがおすすめです。
補助錠の取り付け:窓の下部に後付けできる補助錠は、二重ロックになり、防犯性を高めます。
防犯フィルムの貼り付け:ガラスを割られにくくするフィルムです。侵入に時間がかかり、音も出やすくなります。
防犯砂利を敷く:ベランダに敷き詰めることで、歩くと大きな音が出て、侵入者を威嚇できます。
これらの対策は、すべてホームセンターやインターネットで手軽に入手できるものばかりです。
侵入者は、「時間」「音」「光」「人の目」を嫌います。物干し竿一つでも、これらの要素を効果的に活用することができます。
大切なご自宅とご家族を守るために、できることから少しずつ防犯対策を始めてみませんか?