集合住宅の安全を守る!すぐにできる防犯対策ガイド
「オートロックがあるから大丈夫」「高層階に住んでいるから安心」
そう思っていませんか?実は、集合住宅での侵入犯罪は意外と多く、油断は禁物です。エントランスの入り方や共用スペースでの行動など、ちょっとした意識と工夫で、住居のセキュリティをぐっと高めることができます。
この記事では、集合住宅に住む方のために、今日から実践できる防犯対策を場所別にわかりやすくご紹介します。
1. エントランスとエレベーターでの防犯対策
集合住宅の顔とも言えるエントランスは、住人の出入りを装った不審者が侵入しやすい場所です。
「ついで入館」はNG:オートロックが開いたからといって、前を歩く人に続いて入るのは絶対にやめましょう。面識のない人が後ろにいる場合は、エントランスに入らず、一度立ち止まって鍵で入るようにしましょう。
来客対応は慎重に:インターホン越しに相手を確認し、知らない人の場合は絶対に解錠しないようにしましょう。
エレベーターの防犯対策:知らない人と一緒になった場合、できるだけ奥に立って相手との距離を取り、非常ボタンの位置を確認しておきましょう。また、スマートフォンを操作するなど、警戒している様子を見せるのも効果的です。
2. 通路と非常階段の防犯対策
通路や非常階段は人通りが少なく、見通しが悪いため、不審者の隠れ場所になりやすい場所です。
非常階段を使わない:非常階段は緊急時以外は使わないようにし、できるだけ人目のあるエレベーターを利用しましょう。
通路に物を置かない:通路に私物を置くと、不審者が身を隠す場所を与えてしまいます。また、個人情報が特定できるような表札は避け、表札を出す場合も名字だけにするといった工夫をしましょう。
鍵を開けっ放しにしない:ゴミ出しなどほんの少しの時間でも、鍵をかけてから家を出る習慣をつけましょう。
3. 窓と玄関の防犯対策
集合住宅では、窓やベランダ、玄関からの侵入がほとんどです。
鍵は二重に:ドアや窓に補助錠を取り付け、侵入に手間取らせることが重要です。ホームセンターなどで手軽に入手できるものが多数あります。
窓からの侵入を防ぐ:ベランダの窓には防犯フィルムを貼ったり、クレセント錠(窓の鍵)の周囲に穴を開けられないよう、補助錠を取り付けたりするのも効果的です。
郵便物や新聞を溜めない:長期間留守にしていると、郵便受けに郵便物や新聞が溜まり、空き巣に狙われやすくなります。長期不在にする際は、家族や友人に回収を頼むか、サービスを利用しましょう。
これらの対策は、特別な防犯システムがなくても、今日から簡単に始められるものばかりです。
大切な住宅安全を守るため、まずは身近な場所から防犯ガイドを実践してみてはいかがでしょうか。