アフターピル後の生理はいつ来る?遅れる原因と妊娠の可能性、対処法を解説
アフターピルを服用したけど、「生理がなかなか来ない…」と不安を感じていませんか?
アフターピルは、避妊に失敗した時や、避妊せずに性行為をしてしまった時に、緊急的に妊娠を防ぐための薬です。その効果は高いとされていますが、服用後に生理がいつ来るのか、もし遅れたらどうすればいいのか、気になりますよね。
今回は、アフターピル服用後の生理について、通常いつ頃来るのか、生理が遅れる原因と妊娠の可能性、そして不安な時の対処法を詳しく解説します。
1. アフターピル服用後の生理はいつ来るのが普通?
アフターピル服用後の生理は、通常、服用してから3日~3週間以内に来ると言われています。
これは、アフターピルに含まれる大量のホルモンが、子宮内膜を剥がれやすくすることで生理を引き起こすためです。個人差がありますが、服用後5日~7日程度で来る方が多いようです。
ただし、これはあくまで目安です。生理周期には個人差があり、アフターピルの影響で生理周期が一時的にずれることも少なくありません。
2. 生理が来ない!遅れる原因と妊娠の可能性
アフターピルを服用したのに生理が来ない場合、いくつかの原因が考えられます。
(1) ホルモンバランスの乱れ
アフターピルは、排卵を抑制したり、子宮内膜を変化させたりすることで妊娠を防ぎます。しかし、服用したタイミングや個人の体質によっては、このホルモンの影響で生理周期が一時的に乱れてしまい、生理が遅れることがあります。
(2) 妊娠の可能性
アフターピルは100%避妊できるわけではありません。服用が遅れたり、もともと排卵が近いタイミングだったりすると、効果が十分に発揮されず、妊娠してしまう可能性があります。
アフターピルの避妊効果は、服用が早ければ早いほど高くなります。
服用から経過した時間 | 避妊成功率の目安 |
24時間以内 | 約95% |
25~48時間 | 約85% |
49~72時間 | 約58% |
*これはあくまで目安であり、使用するアフターピルの種類によっても異なります。
3. 不安な時の対処法と病院に行くべきタイミング
生理が遅れて不安な時は、一人で悩まずに行動することが大切です。
(1) 生理が来ない場合の対処法
服用から3週間待ってみる:アフターピル服用後、生理が来るまでには個人差があります。まずは焦らず、3週間程度様子を見てみましょう。
妊娠検査薬を使用する:もし服用から3週間経っても生理が来ない場合は、妊娠検査薬を試してみましょう。 妊娠検査薬は、性行為から3週間後、または生理予定日から1週間後以降に使用すると、より正確な結果が得られます。
(2) 病院に行くべきタイミング
妊娠検査薬の結果が陽性だった場合はもちろん、以下のような場合は早めに婦人科を受診しましょう。
妊娠検査薬の結果が陰性でも、生理が2ヶ月以上来ない:ホルモンバランスが乱れている可能性があります。
服用後、不正出血が続く:通常と違う出血が続く場合は、受診が必要です。
激しい腹痛や吐き気、頭痛:副作用かもしれませんが、念のため医師に相談しましょう。
4. まとめ
アフターピルは、緊急時の避妊に役立つ重要な薬ですが、その後の体調の変化には個人差があります。
生理は通常、服用から3日~3週間で来る
生理が遅れる原因は、ホルモンバランスの乱れや妊娠の可能性
3週間経っても生理が来ない場合は、妊娠検査薬を試す
もしもの時のためにも、正しい知識を持って、不安な時は一人で悩まずに、専門家である婦人科の医師に相談してくださいね。