「持病」ってどこから?あなたの疑問にお答えします!
「持病があるって言うけど、どこまでが持病なの?」
健康診断で「要経過観察」と言われたり、風邪をひきやすい体質だったり…。「これって持病になるのかな?」と、ふと疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、「持病」とは具体的に何を指すのか、そして私たちがどう付き合っていくべきかについて、分かりやすく解説していきます。
「持病」とはどんな病気?
「持病」とは、一般的に「慢性的に、長期間にわたって持っている病気」のことを指します。
風邪のように短期間で治る一時的な病気とは違い、治療や管理が継続的に必要な病気がこれにあたります。
どこからが「持病」なの?具体的な例をチェック!
「持病」に明確な定義はありませんが、一般的に以下の特徴を持つ病気が「持病」として考えられます。
1. 慢性的な疾患
一度かかると完治が難しく、長期間にわたって治療やコントロールが必要な病気です。
生活習慣病: 高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)など
アレルギー疾患: 花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息など
自己免疫疾患: 関節リウマチなど
精神疾患: うつ病、パニック障害など
2. 定期的な通院や服薬が必要な病気
症状を安定させるために、継続して病院に通ったり、薬を飲み続けたりする必要がある病気です。
3. 過去の大きな病気の後遺症
過去に大きな病気や怪我をして、その影響が長期間続いている場合も、「持病」と言えることがあります。
例えば、脳梗塞の後遺症などがこれにあたります。
「持病」と「基礎疾患」の違いって?
「持病」と似た言葉に「基礎疾患」があります。この二つには少し違いがあります。
持病: 本人が現在もっている病気のこと。
基礎疾患: 他の病気にかかるリスクを高めたり、重症化させたりする原因となる病気のこと。
例えば、糖尿病という「持病」がある場合、インフルエンザや肺炎にかかると重症化しやすいので、糖尿病は「基礎疾患」にもあたります。多くの場合は同じ病気を指しますが、使われる文脈が少し違います。
「持病」との賢い付き合い方
「持病がある」と聞くと、なんだか不安に感じるかもしれません。でも、大切なのは「持病」とどう向き合っていくかです。
1. 医師とのコミュニケーションを大切に
自分の病気について正しく理解し、治療方針や日々の過ごし方について、かかりつけの医師とよく相談しましょう。
2. 情報を正しく知る
インターネット上にはたくさんの情報がありますが、信頼できる情報源(公的機関や専門医のサイトなど)から正しい知識を得ることが大切です。
3. 無理をしない
仕事や私生活で、病状を悪化させないように無理をしないことも大切です。「持病」があることを周囲に伝えるかどうかは個人の判断ですが、理解してくれる人には伝えておくことで、いざという時に助けを求めやすくなります。
まとめ
「持病」とは、風邪のように一時的ではない、長期的に付き合っていく病気のことです。
「どこからが持病か」という明確な線引きはありませんが、慢性的に、長期間にわたって治療や管理が必要な病気がこれに該当すると考えて良いでしょう。
自分の持っている病気について正しく理解し、無理なく上手に付き合っていくことが、健康でいるための第一歩です。