洗面台の排水口が詰まって流れない!自分でできる原因特定と解決方法
「洗面台の水がなかなか流れない…」
「急に詰まって水が溜まってしまった!」
洗面台の排水口の詰まりは、毎日の生活で本当によくあるトラブルですよね。業者を呼ぶのはちょっと…という方も多いはず。
今回は、洗面台の詰まりの原因から、ご家庭にあるものや100円ショップで買えるアイテムでできる解決方法まで、分かりやすくご紹介します。
1. 詰まりの原因は主に3つ!まずは原因を特定しよう
洗面台の詰まりのほとんどは、以下の3つのうちのどれかが原因です。
髪の毛や石鹸カス:これが最も一般的な原因です。特に、毎日使う洗面台では、髪の毛と石鹸カスが絡み合い、ヘドロ状になって詰まりを引き起こします。
固形物:コンタクトレンズのケースやヘアピン、子どものおもちゃなど、誤って落としたものが排水管の奥で引っかかっているケースです。
古いタイプの排水管:古いマンションや住宅では、排水管の劣化やサビが原因で流れが悪くなっていることもあります。
【原因の特定方法】
まず、排水口のフタやゴミ受けを外して、目に見える範囲で髪の毛や汚れがないか確認してみましょう。もし、この段階で大量の髪の毛が見つかれば、それが原因の可能性が高いです。
2. 詰まりのレベル別!自分でできる解決方法
詰まりの状況に合わせて、試しやすい方法から順番に試してみましょう。
レベル1:流れが遅い・軽度の詰まり
① 熱いお湯を流す
まず試したいのが、熱いお湯を流す方法です。
40〜50℃くらいのお湯をゆっくりと流し込んでみましょう。熱湯を使うと、排水管を傷める可能性があるので、絶対にやめてください。
② 重曹とクエン酸(お酢)を使う
この方法は、ご家庭にあるもので簡単にできます。
排水口に重曹を1カップ振りかけます。
その上からお酢(またはクエン酸水)を1/2カップ注ぎます。
シュワシュワと発泡してきたら、そのまま30分〜1時間ほど放置します。
最後に、ぬるま湯で洗い流します。
この化学反応で、詰まりの原因となるヘドロや油汚れを溶かすことができます。
レベル2:完全に詰まって流れない
③ ラバーカップ(すっぽん)を使う
便器の詰まりに使うイメージが強いかもしれませんが、洗面台用も販売されています。
ラバーカップを排水口にしっかりと密着させます。
水を少し溜めて、カップの中が水で満たされるようにします。
勢いよく引いたり押したりを繰り返します。
この圧力で、詰まりを動かして解消させます。
④ パイプクリーナーを使う
ドラッグストアや100円ショップで手に入るパイプクリーナーは、詰まりの解消にとても効果的です。
商品の説明書通りに、パイプクリーナーを排水口に注ぎます。
指定された時間放置します。(製品によって異なります)
最後に、たっぷりの水で洗い流します。
洗浄成分が髪の毛やヘドロを溶かしてくれるので、頑固な詰まりにも効果を発揮します。
⑤ ペットボトルで圧力をかける
ラバーカップがない場合に試せる裏技です。
排水口に入るサイズのペットボトルを用意し、底を切り取ります。
排水口にペットボトルのフタ側をしっかり押し当て、水を少し溜めます。
底側からペットボトルを握って、空気を押し出すように圧力をかけます。
3. どうしても解決しない場合はプロに依頼しよう
上記の方法を試しても改善しない場合は、排水管の奥で固形物が引っかかっているなど、自分で解決するのが難しい可能性があります。
無理に作業を続けると、排水管を傷つけてしまうリスクがあるため、専門の業者に依頼するのが賢明です。
4. まとめ:日頃のお手入れで詰まりを予防しよう!
洗面台の詰まりは、日頃のお手入れで予防することができます。
髪の毛は毎日取り除く
定期的に排水口の掃除をする
月に1回程度、パイプクリーナーを使う
などの対策を続けて、快適な洗面台をキープしてくださいね。