「名前と電話番号を教えてしまった」…大丈夫?悪用されるリスクと対処法
「知らない人に、つい名前と電話番号を教えてしまった…」
「個人情報が悪用されないか不安…」
インターネット上や日常生活で、うっかり自分の名前や電話番号を教えてしまい、後から不安になることは誰にでも起こりうることです。
でも、安心してください。名前と電話番号だけでは、できる悪用は限られています。
この記事では、名前と電話番号を教えてしまった場合に考えられるリスクと、不安を解消するための具体的な対処法を解説します。
名前と電話番号だけでできる悪用は?
名前と電話番号をセットで教えてしまった場合、考えられる主なリスクは以下の通りです。
悪質なセールス電話や迷惑メール
最も多いのが、悪質な業者からのセールス電話や迷惑メールが増えることです。
名簿業者に個人情報が流出し、心当たりのない連絡が頻繁に来るようになる可能性があります。
SNSアカウントの特定
インターネット上で名前を検索されたり、電話番号からSNSアカウントを特定されたりするリスクがあります。
もしSNSで本名や個人情報を公開している場合、プライバシーが侵害される可能性があります。
なりすまし
あなたの名前と電話番号を使って、インターネット上で会員登録をされたり、架空の請求書が届いたりするケースもゼロではありません。
ただし、これだけで金融サービスなど重大ななりすましが行われる可能性は低いです。なぜなら、多くのサービスでは、住所や生年月日、クレジットカード情報など、さらに多くの個人情報が必要となるからです。
住所やクレジットカード情報が流出すると危険!
名前と電話番号だけでできる悪用は限定的ですが、以下のような情報がセットになると、リスクが格段に高まります。
氏名 + 住所 + 電話番号
「勝手に商品を送りつけられる」「自宅に直接訪問される」といったリスクがあります。
氏名 + 生年月日 + 住所 + クレジットカード情報
**これが最も危険です。**金融サービスの不正利用や、高額な商品購入など、金銭的な被害に遭う可能性が非常に高くなります。
今すぐできる!不安を解消するための対処法
もし名前と電話番号を教えてしまった場合は、まず冷静になって以下の対策を試してみましょう。
着信拒否設定をする
もし知らない番号から頻繁に電話がかかってくるようになったら、すぐに着信拒否をしましょう。
スマートフォンの設定で簡単にできます。
SNSのアカウントを見直す
SNSのプライバシー設定を「非公開」にしたり、本名や電話番号を登録している場合は、一度見直してみましょう。
特に、顔写真など個人が特定できる情報を公開している場合は、注意が必要です。
不審な連絡には応じない
心当たりのないSMSやメール、電話には絶対に返信しないようにしましょう。
「無視する」ことが一番の防御策です。
家族や友人に注意を促す
もし同じような被害に遭う可能性がある場合は、家族や友人にも注意を促しましょう。
不審な連絡が来た際に、安易に個人情報を教えないように呼びかけることが大切です。
まとめ
名前と電話番号を教えてしまっても、すぐに重大な被害に遭う可能性は低いので、過度に心配する必要はありません。
しかし、個人情報が悪用されるリスクはゼロではないため、まずは冷静になって上記の対処法を試してみましょう。
もし身に覚えのない請求や、金銭的な被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察や消費者センターに相談することが大切です。