小学5・6年生で「身長が伸びてしまったら」…って、大丈夫!伸びる時期は人それぞれ
「うちの子、小学5年生なのにグンと身長が伸び始めた…!」「友達はまだそんなに伸びてないのに、これで身長の伸びが止まっちゃうのかな?」
小学5年生や6年生という時期に、周りの子よりも早く身長が伸び始めたお子さんをお持ちの保護者の方の中には、このような心配をされている方もいるかもしれませんね。特に「5 6年生で身長 伸びてしまったら、その後はもう伸びないのでは?」と不安になる気持ち、よくわかります。
でも、安心してください!身長が伸び始める時期や、そのスピードは、お子さんによって本当に様々なんです。今回は、お子さんの身長の伸びに関するギモンにお答えしながら、小学校高学年での身長の伸びについて詳しく解説していきます。
身長が伸びる「時期」は人それぞれ!
お子さんの身長が伸びるペースや時期は、遺伝や生活習慣、そして成長ホルモンの分泌など、様々な要因によって決まります。特に思春期に入ると、個人差が大きく現れるようになります。
思春期のサイン「スパート」
一般的に、身長は思春期に「成長スパート」と呼ばれる急激な伸びの時期を迎えます。このスパートが始まる時期は、男の子と女の子で異なり、また個人差も大きいものです。
女の子: 平均的に小学4年生~中学1年生くらい(10歳~12歳頃)で成長スパートが始まり、平均して年に6~8cmほど伸びると言われています。思春期が始まるのが男の子より早いため、小学5・6年生でグッと伸びる子がたくさんいます。
男の子: 平均的に小学6年生~中学3年生くらい(12歳~14歳頃)で成長スパートが始まり、平均して年に7~10cmほど伸びると言われています。
つまり、小学5・6年生で身長が大きく伸びている場合、それはお子さんがまさに成長スパートの真っ最中である可能性が高いということです。これは非常に喜ばしいことで、「もう伸びないかも」と心配する必要はありません。むしろ、今が成長のチャンスと捉えましょう。
「いつまで伸びる 身長」の目安は?
成長スパートの後、身長の伸びは徐々に緩やかになり、最終的には個人差はありますが、多くの人が骨端線(成長軟骨)が閉鎖する16歳~18歳頃で伸びが止まります。
小学5・6年生で伸び始めたからといって、すぐに伸びが止まるわけではありません。思春期の始まりが早かった分、その後の伸びが緩やかになるように見えるかもしれませんが、トータルの伸びしろは十分にあります。
「小学校6年間で伸びる身長」はどれくらい?
「小学校 6年間で 伸びる 身長 平均はどれくらいなんだろう?」と気になる方もいるかもしれませんね。
具体的な平均値は個人差が大きいため一概には言えませんが、小学校の間に平均して30cm〜40cm程度伸びると言われています。この中には、思春期の成長スパートによる伸びも含まれます。
例えば、小学1年生で115cmだった子が小学6年生で145cmになっていれば、30cm伸びたことになります。もし小学5・6年生で一気に伸びたとしても、その子にとってはそれが一番伸びる時期だった、というだけのことです。
「6年間で伸びた身長」は、お子さんの成長の証として、ぜひ記録しておきましょう。
「5年生 身長伸びない」と悩む場合も心配しすぎないで
逆に「うちの子は5年生 身長伸びないんだけど…」と心配になる方もいるかもしれません。
お子さんによって成長スパートが始まる時期は異なります。もし周りの子が伸びていても、あなたのお子さんの成長スパートがこれから来る可能性も十分にあります。男の子であれば、これから中学にかけて本格的に伸び始めることも多いです。
ただし、低身長が気になる場合は、専門医に相談することも検討しましょう。例えば、年間の伸びが極端に少ない(年間4cm以下など)場合は、一度小児科や内分泌科の専門医に相談してみるのも良いでしょう。
身長を最大限に伸ばすためにできること
お子さんが小学5・6年生で身長が伸びているということは、まさに成長のチャンスの時期です。この時期に、身長を最大限に伸ばすための良い生活習慣をサポートしてあげましょう。
バランスの取れた食事
タンパク質: 肉、魚、卵、大豆製品など、体の材料となるタンパク質をしっかり摂りましょう。
カルシウム: 牛乳、乳製品、小魚など、骨を作るカルシウムも大切です。
ビタミンD: カルシウムの吸収を助けるビタミンD(きのこ類、魚など)も意識して摂取しましょう。
亜鉛: 細胞の成長に必要な亜鉛(牛肉、豚レバーなど)も重要です。
好き嫌いなく、色々な食材をバランス良く食べることが大切です。
十分な睡眠
成長ホルモンは、深い睡眠中に分泌が活発になります。特に、寝始めてから2~3時間の間に多く分泌されると言われています。
夜更かしは避け、質の良い睡眠を十分にとるように心がけましょう。小学生高学年であれば、9~10時間程度の睡眠が理想です。
適度な運動
骨に適度な刺激を与えることで、骨が丈夫になり、成長を促すと言われています。
縄跳び、バスケットボール、バレーボールなどのジャンプを伴う運動や、全身運動が特におすすめです。
無理のない範囲で、毎日体を動かす習慣をつけましょう。
ストレスをためない
ストレスは成長ホルモンの分泌を妨げることがあります。お子さんが日々の生活でストレスを感じていないか、話を聞いてあげる時間を作ることも大切です。
まとめ:焦らず、今を大切に!
小学5・6年生で身長が伸び始めるのは、決して「伸びてしまったらもう終わり」ではありません。むしろ、これから大きく成長していく時期の始まりである可能性が高いです。
お子さんの成長は、個性と同じように一人ひとり違います。周りと比較して焦る必要はありません。大切なのは、お子さん自身の成長を温かく見守り、食事、睡眠、運動、そしてストレスケアという、健やかな成長のための基本をしっかりとサポートしてあげることです。
心配なことがあれば、かかりつけの小児科医や、身長専門のクリニックに相談してみてくださいね。