🌸「あれ？私、もしかして…？」移植後、症状がなくても妊娠判定で陽性になる理由と、心の整え方
「体外受精の胚移植をしたけれど、判定日まで全く体の変化がない…」「みんなのブログには色々症状が書いてあるのに、私だけ何もなくて不安…」
移植後の数日間、あなたはそんな風に感じていませんか？インターネットで検索すると、「着床出血があった」「胸が張った」など、様々な“妊娠初期症状”の体験談が目に入り、自分には何も症状がないことに不安を感じてしまうかもしれませんね。
でも、安心してください！ 実は、移植後から判定日まで、何の症状もなくても妊娠判定で陽性になるケースは、決して珍しいことではないんです。
この記事では、
なぜ症状がなくても妊娠するのか？そのメカニズム
多くの人が経験する「フライング検査」について
不安な日々を乗り越えるための心の整え方
について、不妊治療経験者の方々が抱く疑問や不安に寄り添いながら、分かりやすく解説していきます。
😥「症状がない＝妊娠していない」は大きな誤解！その理由とは？
「何も症状がないから、今回はダメだったのかも…」そう思ってしまうのは、とても自然な感情です。しかし、体の変化がなくても妊娠が成立している可能性は十分にあります！
その理由はいくつかあります。
妊娠初期症状は個人差が大きい！
妊娠初期に現れるとされる「吐き気」「胸の張り」「だるさ」「眠気」「着床出血」などの症状は、ホルモンの変化によって引き起こされます。しかし、これらのホルモンに対する体の反応は、人それぞれ。症状が強く出る人もいれば、全く感じない人もいます。
特に、移植直後はホルモン補充をしていることも多く、その影響で体調の変化を感じにくい場合もあります。
ホルモンの分泌量はまだ微量！
妊娠が成立し、hCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）というホルモンが分泌され始めると、それが様々な妊娠初期症状を引き起こすことがあります。しかし、移植直後はまだhCGの分泌量もごく微量。体が反応するほどの量ではないため、症状として現れないことがほとんどなんです。
着床が静かに進んでいる場合も
受精卵が子宮内膜に着床する際、痛みや出血を伴うこともありますが、全く何も感じないまま、静かに着床が完了することも多くあります。特に、着床出血は起こる人の割合の方が少ないと言われています。
つまり、症状の有無は、妊娠の成否を判断する材料にはならない ということを覚えておいてくださいね。
🧪気になる「フライング検査」…する？しない？
移植後の判定日までの間、「フライング検査」をしようかどうしようか、迷う方も多いのではないでしょうか。
フライング検査とは、病院での正式な判定日よりも前に、市販の妊娠検査薬で妊娠の有無を調べることです。
フライング検査のメリット・デメリット
メリット：
判定日までの不安な気持ちが少し和らぐ可能性がある
陽性反応が出た場合、心の準備ができる
デメリット：
早期すぎると正確な結果が出ない可能性がある：hCGホルモンの分泌量がまだ少ないため、妊娠していても陰性（偽陰性）になることがあります。この場合、必要以上に落ち込んでしまうことに繋がります。
陽性が出ても、その後の化学流産などで判定日に陰性になる可能性もゼロではない
陰性だった場合に、かえって不安や絶望感が増す可能性がある
フライング検査をするかどうかは個人の自由ですが、「早期に陰性が出ても、まだ希望はある」 ということを心に留めておくことが大切です。また、陽性反応が出たとしても、正式な判定日まで一喜一憂しすぎず、心穏やかに過ごすことをおすすめします。
🧘♀️不安な判定日までの期間を乗り越える心の整え方
症状がないからといって不安になる必要はないと分かっていても、やはり落ち着かないですよね。そんな不安な日々を乗り越えるために、少しでも心が楽になる過ごし方をご紹介します。
検索魔にならない！
「移植後 症状なし 陽性」「移植後 陰性 症状」など、インターネットで検索すると、様々な情報が溢れています。しかし、他の人の症状や経験はあくまで参考。自分と比べて一喜一憂するのは、精神的な負担が大きくなるだけです。必要な情報はクリニックで確認し、過度な検索は避けましょう。
好きなことをして気分転換！
読書をする、映画を観る、軽いウォーキングをする、アロマを焚いてリラックスするなど、自分が心から楽しめる時間を作りましょう。移植後の時期は、心と体をリラックスさせることが何よりも大切です。
パートナーや信頼できる人に話を聞いてもらう
一人で抱え込まず、パートナーや親友、同じ不妊治療を経験した友人など、信頼できる人に気持ちを話してみましょう。話すことで、気持ちが整理されたり、共感してもらうことで心が軽くなったりすることもあります。
「今」に集中する
まだ結果の出ていない未来のことを心配するよりも、「今日」一日をどう過ごすかに意識を向けてみましょう。美味しいご飯を食べる、ゆっくりお風呂に入る、早く寝るなど、自分を大切にする時間を過ごすことが、判定日までの良い準備にもなります。
「なるようになる」と割り切る気持ちも大切に
私たちができることは、移植を終えた時点で全て出し尽くしています。あとは、卵ちゃんの生命力を信じて待つしかありません。結果をコントロールすることはできませんから、「なるようになる」という、ある意味での諦めも、心を楽にする上で大切です。
まとめ：希望を捨てずに、判定日まで穏やかに過ごしましょう！
移植後から判定日まで、何の症状もなかったとしても、妊娠の可能性は十分にあります！症状の有無で一喜一憂せず、ご自身の身体を信じ、心穏やかに過ごすことが何よりも大切です。
この期間は、精神的にも肉体的にも非常にデリケートな時期です。どうかご自身を責めず、温かく見守ってあげてくださいね。
皆さんの判定日が、どうか希望に満ちたものになりますように。心から応援しています！